ここでは内装写真の数少ないうちの中で「折上げ天井」の紹介です。
そろそろ年末に近づいて私たちも焦りを感じてきました。
予算と工期を考えると外注に出さざるを得ない状況に追い込まれ
しぶしぶ骨組みをよそに出しました。いわゆる「プレカット」というやつです。
この仕事が大工工事で唯一 外注工事となりました。
本当は、木取り・墨付け・きざみはこちらでやりたかったのすが。。。。。

ですが、細かな「亀の尾」の加工・繋ぎの細工・組立は当然私たちで施工しました。

プレカットとはいえ大まかな細工しかできていなかったのでかなりの時間を要した記憶があります。
おまけにこちらの気温はマイナス5度。寒すぎます。
ついでに言うと本堂の全く日の当たらない屋根裏での作業で凍り付きそうでした。
砥石の水も厚く氷が張り誰も鑿や鉋を研ぐ気にはならなかった様子でした。

ここで少し現場の寒さを実感してください。
寒い地方に住んでおられる方は当たり前かも知れませんが
私共瀬戸内の人間には考えられない寒さと雪の量を体験しました。
雪で玄関が無くなった家や1メートルを超える「つらら」
下の写真では伺えませんが毎日降る雪と氷点下の寒さで
スノータイヤやスパイクタイヤも必要ない道路に出来た氷の輪立ち
ハンドルを離していても道路なりに車は進んでいきます。
この氷は石と化していて舗装されていないでこぼこ道を走っている気分でした。

この時期、うちの若い者は外部の杉板や外部の終いをしていました。
今思えば「いじめ」のような気がします。
でも誰かがやらないといけなかったんです。ごめんなさい。

須佐の長い冬も終わり次のページでは仕上げの段階で「高欄」と進みます。
私たちもちょうど良い機会とばかり地元で高欄と山門のきざみに帰りました。




                    高欄(こうらん)

                      お寺の仕事